
この絵は、葛飾北斎の『神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)』です。
日本の絵で、いちばん有名かもしれません。
今回は、この絵でオノマトペを学びましょう。
日本語のオノマトペは、難しいですよね。 でも、日本人はオノマトペをよく使います。
日本語のレベルアップのために、勉強しましょう!
どんな音が聞こえますか?
この絵を見て、どんな音が聞こえますか?
波がとても大きいです。 風が強いかもしれません。 嵐でしょうか。
船は大丈夫でしょうか。 沈まないかな・・・ 乗っている人は、こわそうだな・・・
波から、どんな音が聞こえますか? 大きな波は、たとえば
波が ざっぱーん と 岩に あたる。
と言います。
その他にも 「ざぶん」 「さばん」 という言い方もできます。
風が強くて、こわい音がします。 これは・・・
風が ごうごう とふく
と言います。 嵐のときによく使います。
空は、どうでしょうか。 富士山のあたりを見てください。 暗いです。 これは・・・
空が どんより している
と言います。 くもりのときは「どんより」です。
船は、どうでしょうか? すごく揺れていそうです。 これは・・・
船が ぐらぐら 揺れている
と言います。 揺れて危ないときは「ぐらぐら」です。
船に乗っている人は、どんな気持ちでしょうか? こわそうですね。 これは・・・
船がたおれそうで どきどき している
と言います。 「どきどき」は、心臓の音がはやくなることです。
ほかにも、
船がたおれそうで はらはら している
船がたおれそうで ひやひや している
という言い方もできます。 あぶないことが起こりそうなときは、「はらはら」または「ひやひや」です。
北斎の絵には、オノマトペがたくさんある
みなさんは、北斎の絵をどのように感じますか?
僕は、見るだけでなく、音が聞こえる絵だなと感じます。
目だけでなく、五感で楽しめるのが、北斎の絵です。
だから、絵を見て、いろんなオトマトぺが思い浮かびます。
日本の絵をヒントに、オトマトぺを一緒に勉強しましょう!
次回もお楽しみに!
人が感じる 5つの感覚 見る/聞く/におい/味/ふれる
The five senses are the five ways people feel or understand the world around them. Sight /Hearing /Smell /Taste /Touch